人前に立つと緊張する。
試合の時に緊張して力が出せない。
病弱なからだを強くしたい。
会社に行きたくない。
あの人と関わりたくない。
上司に文句を言われる。
すぐに風邪を引いてしまう。
落ち込みやすい。
など経験したことはありませんか?
「全集中の呼吸」を身につけられればもしかしたら自分を強くすることができるかもしれません。
呼吸法で強くなった事例もご紹介していきます!
目次
現実は鬼という「ストレス」との戦い
人間が鬼のように変化し、わたしたちを襲ってくることがあります。
そして、その鬼は形を変えて攻撃してきます。
そうです。それがストレスという鬼です。
人間関係をはじめ、
病氣、男女、上司、後輩、親子、友達、テレビ、新聞、雑誌、ラジオなど
色々なところに「鬼」は潜んでいるのです。
鬼から
からだと心を守ること
が大事なのです。
その方法である一つの「全集中の呼吸」をご紹介したいと思います!
上手に対峙することにより、守る事ができます。
呼吸の基本知識
基本の呼吸のおさらい
- 鼻から吸う
- 口(鼻)から吐く
口は食物が通るところなので、息をするところでは無いので、口呼吸はやめましょう。
自分も口呼吸で、夜に喉を痛めることが多くありました。
普段から気をつけることで改善する事ができます。
呼吸運動は有酸素的に行われるからだの働きです。
酸素を取り入れて、炭酸ガスを出すことを内呼吸と言います
- 外呼吸(肺呼吸)
肺と血液とのガス交換(換気) - 内呼吸(組織呼吸)
血液と細胞のガス交換(換気) - 吸息
胸が広がり(胸郭)、空気が肺に入る
横隔膜、外肋間筋 - 努力吸息(はあはあと肩で息をする時)
斜角筋、胸鎖乳突筋、鎖骨下筋、大胸筋 - 呼息
胸が縮まり(胸郭)、空気が外に出ること
内肋間筋 - 努力呼息
腹筋
※胸郭とは、背骨・胸・肋骨の筋肉
「この呼吸は危険!」
- チェーン・ストークス呼吸
無呼吸から呼吸数と深さが増えて、また無呼吸になる状態。
(髄膜炎、鬱性心不全、貧血、失神、全身麻酔、溺死、脳腫瘍、脳外傷などに見られる事が多い) - ビオー呼吸
無呼吸状態から急に深い呼吸が始まる状態。異常な外呼吸
(髄膜炎、ワラビ中毒、脳幹部の障害、脳圧亢進など) - クスマウル呼吸
大きくて深い呼吸が連続する状態。運動時にも見られる。
(糖尿病性ケトアシドーシス、腎不全、尿毒症、昏睡時など)
全集中 養生の呼吸
効果
- 自律神経の調節
- 心身の向上
- 病弱体質などの体質改善
- メンタル向上
養生の呼吸 壱ノ型「胸式ノ型」
女性は胸式、男性は腹式と聞いた事がありませんか?
実はそんなことはないのです。それは後述します。
- 胸式呼吸のやり方
鼻から息を吸うときに胸が大きく膨らむように吸う。
吐く時は胸がしぼむように吐く。 - 呼吸法による効果
交感神経を高める
文字通り、胸を使ってする呼吸です。
交感神経が有意になるので、寝る前などは注意が必要です。
肺を横に広げて、縦の長さが短くなる為、完全な呼吸とは言えません。仕事をする前などに使うといいと思います。
女性は「胸式呼吸」は間違いだった
18世紀では女性は胸式となっていたそうです。(理由は記述なし)
考えられる理由は3つ
1)妊娠に適している
(母親の呼吸が胎児によって妨害されないため。またはその逆)
2)胸骨が短く幅が広いので、胸で呼吸がしやすい構造になっている
3)衣類で腹部を締め付けられるので、制限されて習慣化した
日本でも特に理由はなく「女性は胸式」と定義されていたそうです。
1960年に東京大学医学部衛生看護学科、宮内節子さんの研究によると女性はほとんど腹式呼吸をおこなっている事がわかりました。
4〜22歳の男女349人を集めて、座位・立ち・仰向けの状態での呼吸の変化についてまとめました。
そこでは過半数が腹式呼吸を行っていたそうです。
寝ている時は腹式呼吸で、座位と立位では胸式呼吸になる人もいるそうですが、80%は腹式呼吸だったそうです。
僕らの専門学生の時も「女性は胸式」と習ったよ!
今回はここで休憩します‼︎
日頃から気をつけることで、習慣化してきます。
呼吸は体の中で自分で操作できる唯一の物です。上手にコントロールして健康に近づいていきましょう!